今、アニメを見終わってブログを書いています。
視聴したのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』という作品です。
ガンダムのほとんどは戦争が勃発します。
この作品の最終決戦の内容が面白かったので紹介します。
目次
安定した職業への配置

敵側の意見は戦争を無くしたいのが目的です。
戦争は不当な評価や現状への不満から生まれると考えました。
そこで、全人類の遺伝子を解析し、適正な職業へ配置するというものです。
ちなみにこの配置は強制であり、自由意志はありません。
究極の安定された社会を作ることえを目的にしていました。
一見、良いことのように見えますが、後発的な努力によって得た職業の人たちを無視するシステムです。
主人公はこれを否定する為に戦います。
自由を欲する
主人公は敵に向かってこう言います。
「だから明日が欲しいんだ! どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!」
結果、主人公側が勝利し、計画は破棄されました。
当時、視聴していた時は何とも思わなかっったことですが、違和感がありました。
安定感とはなにか

「安定した職業が一番良い」
僕は両親にそう言われて育ってきました。
「公務員は安定だ。」
「あの大学に入りさえすれば安心する。」
『安定』の2面性
安定をポジティブに捉えると、自分の自信や一貫性を生み出します。
結果、安心感や快適といった感情へと繋がります。
一方、ネガティブに捉えるとどうでしょうか。
成長を否定したり、意見の無視へと影響します。
こちらは退屈、過信の感情になります。
安定は多くの人にとって最優先のニーズ

例えば、あなたの家をイメージしてください。
どうでしょう?
安心しませんか?
では逆に柱に大きな日々が入ったオンボロアパートを思い浮かべてください。
「ここで寝ろ!」と言われても、いつ崩れるか分かりませんよね。
そんな状態でビクビクしながら眠れる人は数少ないでしょう。
『安定』は幻想
『安定』は概念でしかありません。
僕達はその幻想に思考を左右されてしまうのです。
身近な自然に目を向けてみましょう。
あなたの周囲に咲く花は今までずっとそこに生えていましたか?
たまたまそこで育ち、太陽の光を浴びて大きくなったに過ぎません。
明日には強風でふっ飛ばされたり、枯れたりする可能性だってあります。
自然ですら確実性が保証出来ません。
私たちも同じことです。
不安定感

不安定感は新しい刺激を求めるニーズです。
ポジティブだと刺激的な冒険や話を求め、ドキドキする感情が生まれます。
ネガティブな面では好奇心が負の感情に働き、酒や薬物に手を出してしまします。
先程のオンボロアパートの件はドキドキの経験に該当しますね。
安定中毒になっていない?

多くの人が『安定』の中毒になっています。
- どんな職業で働くか
- 誰とつきあうか
無意識のうちに私たちの思考を支配しているのです。
100%安定の生活
ではここで例を見てみましょう。
完全な安定の世界です。
- 人付き合いが確定している
- 職業が確定している
- 食事が毎日毎食同じメニュー
こんなことやりたくないですよね。
僕もこんな生活ごめんです。
つまり、人間には少しの不安定感、変化、バラエティが必須です。
僕たちは無意識のうちに『安定感』と『不安定感』のバランスを取って生きています。
人生の質を上げるには

安定感と不安定感のバランスは人によって異なります。
「安心が大事」という方は家に厳重なセキュリティを求めるのでは無いでしょうか。
逆に不安定感に傾いている人は世界中をバック一つで旅してそうです。
ここに世界NO1コーチ、アンソニー・ロビンスの有り難いお言葉があります。
人生の質は、あなたが居心地の良さを感じられる、不安定感の量に正比例する
アンソニー・ロビンス
居心地が良いと感じられる程度の不安感の領域が多くなるほど、人生の質が高くなるということです。
簡単に言うと、『安心感を感じるレベル』の生活に『変化、バラエティ』を足すことで良い人生を経験出来るということです。
最後に
この記事はある書籍を読んで自分なりに解釈しました。
興味がある方は是非手にとって見てください。
電子書籍版も有りです。