本記事ではこんなお悩みを解決します。
AIによる画像生成は昨年から大きく加速しています。
パソコンからは勿論、スマホでも画像を作れるようになりました。
しかし、問題もあります。
AIの生成物に対する著作権や商用利用の問題です。
現在は国が後追いの形で法律を整備していますが、様々な問題点をクリアしようとしたのが『Adobe Firefly』です。
今回も最後まで読んでいただけると幸いです。
『Adobe Firefly』とは
『Adobe Firefly』はAdobeが発表した新たな画像生成AIの一つです。
画像を作るAIは今までも多々ありましたが、『Adobe Firefly』は新たな試みを持っています。
学習AIに「Adobe Stock」の素材を使っている
Adobe Stockは商用利用が可能な著作権フリーの画像素材サービスです。
3億点以上の画像を使うことが出来ます。
AIで画像を作るには、「学習」と「生成」の2つの工程が必要です。
現在、Stable DiffusionやMidjourneyといったサービスでは、この学習部分で未許可の画像が使われている可能性が高く、問題になっています。
『Adobe Firefly』はこの問題を打破するかのように、著作権が無い画像を学習に使っています。
なので、「学習」でのAIの権利問題をクリアする動きが見えますね。
また、著作権フリーを活かし、商用利用も可能とのことです。
『Adobe Firefly』の料金は?
現在、『Adobe Firefly』はベータ版を利用可能です。
ベータ版は無料で利用出来ますが、商用利用が不可能なので、注意です。
個人向けプランがどうなっていくか気になりますね。
「Adobe Firefly エンタープライズ版」プラン
企業向けプランの「Adobe Firefly エンタープライズ版」が発表されました。
こちらも詳細はまだ未確定ですが、独自のブランドをAIに学習できる機能があるとのことです。
『Adobe Firefly』の使い方
Adobeのアカウントがあれば誰にでも使用可能です。
今回はアカウントの作成からご説明します。
Adobeのアカウントを作る
アカウントがある方はそのままログインで。
持っていない方はアカウントを作りましょう。
いずれにせよ、画面右上からログインします。
アカウントがある方はそのままログインを。
無い方は「アカウントを作成」をクリックします。
メールアドレスは勿論、Google、Facebook、Appleのアカウントを連携することでも利用出来ます。
アカウントを作ると利用規約が出ますので、読んで了承したら「同意して続行」をクリックします。
テキストから画像を作る
では実際に画像を生成してみましょう。
画面左端にある、「text to image」をクリックします。
タイトルの通り、文章から画像を生成します。
画面下部のバーに作りたい画像を文章で入力します。
この文章は現在、英語のみに対応しています。
日本語でも判定が出来るようになりました。
試しにねこを作ってみましょう。
クリスマスツリーを背景に、ねこのイラストを作成してくれました。
右のメニューから、こんどは写真にしてみます。
イラストのイメージから写真のような画像が出来ました。
これは凄いですね。
グラフィックにすると、ちょっとコミカルな感じの画像になりました。
アイコンとかに向いてそうですね。
危険な画像生成を防止する機能も
Adobe Fireflyでは特定の言葉で画像を生成しない機能がついています。
犯罪やリテラシーに違反している画像は作れません。
誤って危険な画像を作るということも無さそうですね。
テキスト効果
個人的に面白いと思ったのがテキスト効果です。
これは名前の通り、テキストに様々なエフェクト、装飾が可能です。
サイトや企業のロゴの使えそうですね。
パターンもたくさんあるので、ぜひお試しあれ。
さいごに
今回は画像生成AIのAdobe Fireflyをご紹介しました。
ビジネス関係はこちらを使うのがおすすめですね。
『Adobe Firefly』でAIが画像生成出来るって聞いたんだけど、他のサービスとどう違うのか気になる。